「今の仕事、本当にこのままでいいのかな?」
「辞めたいけど、辞めるタイミングがわからない…」
現状の仕事にとくに不満は無いものの、働き始めて2~3年も経つと
このような漠然とした不安を抱える人も多くなってくるはず。
(いっそのこと辞めて転職? でも……)を行ったり来たりすることってありますよね。
厚生労働省の「新規学卒就職者の離職状況」によりますと、入社後3年以内の離職率が3割以上(約32.3%)となっており、3人に1人以上が3年以内に会社を辞めている計算になります。
ですので、あなたもひょっとしたら「もっといい職場へ」と思える転機なのかもしれません。
そこで、今回はあなたが「仕事を辞めるタイミングなのか」を見極めるポイントについて解説していきます。
ぜひ、あなたのモヤモヤを解消するために役立ててくださいね。
仕事を辞めたい主なランキング5
それでは、どのような時に仕事を辞めたいと思うのか、主な理由を挙げてみましょう。
これらの理由は、多くの人が実際に経験しやすいものです。
ぜひ、自分に当てはまるのかをチェックしてみてください。
仕事にやりがいを感じないとき
仕事をしている中で、成長を感じられないと、「このままでいいのだろうか?」という疑問が浮かびます。
毎日同じ業務を繰り返すだけで、新しい挑戦や達成感がないと、仕事に対するモチベーションが下がりやすいです。やりがいが感じられなくなると、次第に辞めたいという思いが強くなることがあります。
人間関係のストレスがある
職場での人間関係は仕事の満足度に大きな影響を与えます。
とくに上司や同僚とのコミュニケーションがうまくいかないと、毎日がストレスに感じられ、仕事が苦痛に思えてしまいます。
また意見が合わなかったり、うまく話ができなかったりすると、居心地の悪さから仕事を辞めたいと感じることが多いです。
「ひょっとしてハラスメントでは?」と感じる事がある場合には、ぜひ以下も参考にしてみてください。



頑張っても正当に評価されない
一生懸命働いても、それに対する評価や報酬が不十分だと、次第にモチベーションが下がります。
特に努力が認められず、自己評価も低くなってしまうと、自分が会社にとって必要とされていないように感じてしまうことがあります。その結果、辞めたいという気持ちが強くなることがあります。
プライベートとのバランスが悪い
仕事の時間が長すぎて、プライベートの時間が取れない場合も大きなストレスとなります。
サービス残業が多いと、自分の時間が確保できず、心身のリフレッシュができません。仕事とプライベートのバランスが取れなくなると、辞めたいと思う原因になります。
給与への不満が大きい
業務量に対して給与が見合っていないと感じると、不公平感を抱きやすいです。
長時間働いても給料が増えない、もしくは期待していたほどの報酬が得られないと、仕事へのモチベーションが低下します。給与に対する不満は、辞めたい理由として非常に大きな要因となることがあります。
いかがでしょうか? とくに複合的な要素が増えるにつれ、仕事を辞めることを真剣に考え始めることが増えてきます。
ですので、自分にとって何が重要なのかを見極めながら、改善策を考えることが大切です。
精神のストレスが多い場合は要注意
「自分はストレスなんてない」と思っていても、PCをずっと見続けていた李、電話応対や接客などの細かな作業を長期で続けていると、しだいに体はストレスを感じています。
このストレスが累積すると、精神的な負担が増し、仕事に対するモチベーションが低下するのです。
「大丈夫、慣れれば何とかなる」と考えることもありますが、実際には朝に泣いてしまうようなことで、心が警報を出しています。
無気力になると、普段は問題なくできていた仕事をはじめ、会社行きたくなくなるなど、生活に困難を感じることがあります。これは、鬱の初期症状です。
そうなると、なかなか社会復帰が難しくなります。
ですので、いったん自分が鬱なのかをチェックしてみる事も大切です。



辞めたいのは感情的な理由? 冷静になることも大切
職場でのストレスや不満が溜まり、つい「もう無理!」と感情的に辞めたくなることもありますよね。
しかし、怒った勢いで決断すると、後々冷静に考えたときに「もっと他の方法があったんじゃないか?」と後悔することが多いはず。なぜなら無職になると、今まで福利厚生などで受けていた手当があっという間に終了するからです。
さらに転職後に新しい環境に馴染めなかったり、思ったような条件での仕事が見つからなかったりすると、結局またストレスを感じることにもなりかねません。
今、辞めたいと思っているのは何が原因でしょうか?
もし、職場環境や上司との関係に問題があるのであれば、それが解決できる方法はないか再考してみるのも一つの手です。
それでもどうしても無理だと感じるのであれば、自分が本当にやりたい仕事やキャリアについて、改めて考えてみましょう。
今の職場が自分に合わないなら、どんな仕事が自分には合っているのか、どんな職場環境で働きたいのかをしっかり整理することが重要です。
とくに、以下のような辞め方はおすすめしません。
衝動的に「もう無理!」と辞める
仕事に行き詰まって「もう無理!」と衝動的に辞めたくなること、ありますよね。
でも、ちょっと待って! 勢いで会社を辞めてしまうと、後悔につながることがあります。まずは一度冷静になって考えてみましょう。
人間関係、残業時間、仕事内。
よく考えると「今の部署を異動すれば解決するかもしれない」「業務の進め方を変えればいいのかも」といった、新しい選択肢が見つかることがあるかもしれません。
転職活動を始める前に辞めてしまう
一番よくないケースとしていえるのが「仕事を見つけずに辞めてしまう事」です。なぜなら、いままであった収入源がすぐにストップしてしまうからです。
これは個人的な体験ですが、新卒で辞めた後、失業給付などの制度を知らず給与額を見て驚いたことがあります。
そこであわてて派遣社員になり、結果長く派遣社員を続けてきました。
社員同士仲がよく、皆親切で居心地がよかったのですが。
その間、貯蓄などもできず困った経験があります。
ですので、まずは転職活動から始めてみるのが賢い選択です。働きながら転職活動をすることで、焦らずにじっくりと次のキャリアを考えることができますし、収入が途絶える心配もありません。
感情的になってしまう前に、一度立ち止まって、これからのキャリアを後悔しないために何ができるか、考えてみてくださいね。
「辞める場合」の直属の上司への上手な伝え方
もしあなたが「やはり辞めるタイミングだ」と考えたなら、まず直属の上司にその旨を伝えます。
ここで最も重要なステップのひとつが、直属の上司に対する伝え方です。そこで、上司に退職を伝える際のポイントをお伝えします。これを実践することで、円満に退職し、今後も良い関係を築くことができます。
1. 退職理由を前向きに話す
退職を決めた理由は人それぞれですが、伝える際にはポジティブな言い方を心がけましょう。
「新しい環境でチャレンジしたい」といった理由は上司に対して配慮が感じられます。
例えば、「今後のキャリアアップを考えた結果、新しい分野に挑戦したいと思い、転職を決めました」といった言い方が良いでしょう。
もちろん、本音として辞める理由がネガティブな場合もあるかもしれません。
ですがあまり過度にネガティブに話すと、後々の関係に影響を及ぼすこともあります。
「自分にとってより合う職場環境を求めている」といったニュアンスで前向きに語ることで、スムーズな退職が行えます。
2. 退職届を出し、有給消化など必要な手続きをする
退職の意思を伝えた後は、正式に退職届を提出しましょう。
退職届は手書きのものが望ましいですが、会社のルールに合わせて電子的な提出を求められる場合もありますので、その点は確認しておきましょう。
また有給休暇を消化する場合は、しっかりと上司と相談の上、計画的に有給を使えるように調整しましょう。
退職のタイミングによっては、業務の引き継ぎや後任の人員配置に影響が出る場合もあるので、あらかじめ余裕を持って調整しておくことが大切です。
3. 引き継ぎは丁寧に
円満に退職するためには、引き継ぎ作業をしっかりと行うことが重要です。
具体的には、どんな業務が残っているのか、どのような進行状況なのかを明確に伝え、後任者がスムーズに業務を引き継げるようにサポートすることが大切です。
もし引き継ぎを行う相手がまだ決まっていない場合でも、資料を整理しておくことや、業務フローをまとめておくことで、スムーズな移行を手助けできます。
また、引き継ぎに必要な時間を確保するためにも、退職日を急に設定せず、上司としっかり相談しておくことが重要です。
いざとなったら退職代行というのも一つの手段
通常の場合、上司に時間をもらい辞表を提出し、双方が合意の上辞めるのが「定番の辞め方」ですがハラスメントなどが横行している企業の場合、「辞める」という言葉をなかなか言い出せないよう、あの手この手で引き留められることがあります。
このような場合、法定外の残業や理不尽な仕事を任されるなどが起こりがち。人は限界が続くと「思考が停止し、自分で考える事ができなくなり」ます。
例えば、少しのミスで何時間も会議室で詰められたり、話しすらさせてもらえなかったり、脅されたり…・・・。
こんな事がつづいた後「辞めたい」といえるでしょうか?
よく「ただ甘えてるだけ」などという人がいますが、本人も知らない間に追い詰められている。そういうケースは実際のところ、数多くあります。
そんな時に役にたつのが『退職代行』サービスです。
退職代行サービスを使いたい方はまず、退職代行とは?について知っておく必要があります。主には以下のようなサービスです。
- 貴女に変わって退職の相談をしてくれる
- 退職意思の伝達をしてくれる
- 有給消化の交渉をしてくれる
- 退職手続きの代行をしてくれる
- 退職書類の手配をしてくれる
- 転職サポートをしてくれるケースも


はい。ただし代行会社によって、どこまでサポートしてくれるかは若干違います。
また費用も差がありますので、確認が必要です。
当コンテンツでおすすめしている主な退職代行サービスでは、以下のような特徴があります。
退職代行企業名 | 費 用 | 主な内容 |
わたしNEXT |
¥29,800(税込)正社員 |
日本初「女性向け退職代行」。依頼での応対率100パーセントを目指す優良企業 |
弁護士法人 みやび | ¥27,500~(税込)正社員 | 弁護士が責任をもって退職代行を推進します。有給消化・残業代・退職金などの相談もOK |
【TORIKESHI(トリケシ)】 | ¥19,80(追加費用なし) | 労働組合が運営する、安心の退職代行サービス。24時間サポート対応、会社との交渉にも取り組めます。 |
退職代行SAKURA![]() |
¥19,800(税込)正社員など | 365日24時間受付。弁護士監修、リピート割引、ご紹介割引 11,000円(税込) |


そうですね、しっかりとしたサポートを受けたいなら、やはり弁護士との相談ができる『退職代行』サービスがおすすめです。
後からこじれるよりも、しっかりとしたサポートが受けられる代行サービスを受けたいなら、ある程度の費用は必要となります。
不明点はまず『退職代行』サービスに聞いてみるのもいいでしょう。
まとめ
令和に入ってから不景気が続いており、転職活動にふみきる勇気がつかない場合も多いですが、
もしあなたが「それでも転職したい」というなら、ぜひその決意を信じてみましょう。なぜなら転職したいタイミングを一番よく知っているのは、他でもないあなた自身だからです。
転職のタイミングの一般的なお作法もご紹介させていただきましたが、ぜひ参考にしてみてください。
あなたにとって、よりベストなタイミングで転職ができますように♪