いまの仕事を辞めようか迷う。そんなとき、ふとこういった疑問がわくことがありますよね。
やりたい仕事がない理由はさまざま。とくに心身が毎日の仕事で疲れている時は「次はどんな仕事がしたいのか」なんて、考える余裕がないのかもしれません。
転職には体力や気力が必要です。ですので「やりたい仕事」など考えずに、目の前にある「雇ってくれる企業」に目がいくのは仕方ありません。
ですがすぐに辞めないためにも、あなたが「やりたい仕事」が何かをふり返ってみる事は大切です。
そこで、ここでは「やりたい仕事」の見つからない理由や、やりたい仕事を見つけるためのヒントについてまとめてみました。
やりたい仕事が見つからない原因は主に4つ
- 給与面を重視しすぎる
- 自己分析ができていない
- 他の業界をよく知らない
それそれを見ていきましょう。
やりたい仕事が見つからない原因1.給与面を重視しすぎる
仕事は生活に直結しています。ですので「やりたい仕事」より、興味のない仕事でも、給与面がいい企業にエントリーしてしまう事がよくあります。
たしかに給与面に重きを置くことは非常に重要です。給与は生活の安定や将来の計画に大きく影響を与えるからです。このことから、目の前の生活を優先することになり、仕事を専念するうちに「やりたいことが分からなく」なり、「やりたい仕事が見つからない」原因となっていきます。
ですが、やりたい仕事がある場合であっても、給与面を無視することはできません。安定した収入があってこそ、自分の夢を追い求めることができるのです。だからこそ、給与を重視する姿勢は大切だとも言えます。
やりたい仕事が見つからない原因2.自己分析ができていない
やりたい仕事がない理由の一つは、自己分析がうまくできていないことに起因しています。特に、自分の価値観や情熱を理解することが重要です。
自分の興味や長所・短所を深く理解することが、理想の職業を見つける上で不可欠とも言えます。なぜならこのプロセスは、自分を客観的に見つめなおすことができるからです。自己分析は以下の項目をチェックするのがおすすめです。
- 1日のスケジュールで日々、どんな事をしているかを把握する
- 習い事、毎日見ている番組などから自分の傾向をチェック
- 1と2から、何を一番長い間作業して苦にならないかを考える
朝起きて夜めるまでの間には、さまざまなルーティンワークがあります。日々無意識に行う作業をふりかえってみると「意外に時間をかけているもの」が見つかることがあります。
例えば、ネイルの時間やペットの散歩。友達とのおしゃべりや絵を描くことなどもあるでしょう。
「単なる趣味」と考えず、これらを長くやっている時間にフォーカスしてみましょう。例えばネイルであれば、ネイルサロンやアーティストといった業種にもなりますし、最近ではペットシッターのような仕事もあります。
またおしゃべりが得意であれば、カウンセリングやコーチングといった仕事にもつながってきます。
このように一見仕事に関係のなさそうなことでも、自己分析は意外と仕事を見つけるヒントになることがあります。やりたい仕事を上手く見つけられない人はもう一度細部まで自分を見つめなおしてみましょう。無料の適職診断なども自己分析のヒントになります。
やりたい仕事が見つからない原因3.他の業界をあまり知らない
新卒からずっと一つの会社で勤めていた人に多いのが「一度はいった業界以外知らない」といった現象です。この問題は意外と多くの人が抱えているもので、自分のキャリア選択の可能性を狭めてしまっています。
そこで、他の選択肢についての理解を深めてみましょう。
例えば、Aさんは建築を学び、自ずとその分野でのキャリアを選ぶことに決めていました。しかし他の業界、例えばWebデザインの仕事に目を向けてみると、建築のデザイン知識を活かしたバナー作成やサイト設計など、意外なチャンスが広がっていることに気づくことができました。
このように選択肢を広げることによって、魅力的な職業を発見するきっかけにもなります。そのため、他業界に対する情報収集はいい仕事を見つけるヒントになります。
すでに「いまの仕事を辞める」と決めているのであれば、転職エージェントなどに相談してみてもいいでしょう。
転職エージェントとは、各会社が運営している転職をサポートするサービスのことです。以下のようなメリットがあります。
- 無料で登録が可能
- 転職の状況などが分かる
- 自己分析や適職診断などが受けられる
- 適性や希望に合った仕事を紹介してもらえる
「とにかく仕事を辞めたい」これってうつ病?
「やりたい仕事が見つからない」という前に「とにかく辞めたい」といった気持ちが高まっている。こんな時はメンタル面に不調があるのかもしれません。
とくに上司や同僚との関係が悪くなり「会社に行きたくない」といった現象になっている時は注意が必要です。
- 給与が安すぎる
- 残業が多すぎる
- 人間関係 など
メンタル面に支障がある場合、まず心療内科などに行くことが大切です。傷病手当など、使える制度があればしっかりと休むことをおすすめします。
まとめ
「仕事のやりがい」は個々の価値観や志向などによってさまざま。売り上げを達成することに喜びを感じる人もいるでしょうし、お客様からのお礼をもらって嬉しくなる人もいます。
もしあなたが「今の仕事にやりがいを見出せない」と感じているのであれば、それは転職のサインであることは間違いありません。
ですが「自分自身が何にやりがいを感じるのかがわからない」といった状態のまま転職をしてしまうと、また辞めたくなる可能性がでてきます。
好きな仕事につくためにも「やりたい仕事がない」理由と「やりたい仕事を見つけるためにはどうしたらいいのか」を考え、自分に合った天職を見つけていきましょう♪
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