履歴書は通ったのに、面接で「不採用」となってしまうとテンションが下がりますよね。
それでも「履歴書での選考には通った」のですから、あと一歩頑張れば内定をもらえるはずです。
そこで、ここでは面接に落ちる理由がわからない人のために、面接に落ちる理由と、どうしたらクリアできるかについて、原因や対策などをピックアップしてみました。
企業により面接のジャッジは多種多様なため、一概にこれとはいえませんが、ぜひ参考にしてみてください。
面接で落ちる理由1.人事チェックの基本を知らない
大学や短大などを卒業した人ならご存じかと思いますが、「面接室の基本の入り方」というものがあります。
意外とこれを知らずに引っかかってしまう人が多いです。とくに中途採用の場合、忘れてしまっている人もいます。
主には以下のような所作です。
- 入室時に入る際ドアを軽く2~3回ノックする
- ドアは向き合って静かに閉め、面接官に向かって軽くお辞儀
- 「どうぞ」と言われたら「失礼します」といって座る
- 椅子には軽く腰かける など
面接で落ちる理由2.応募者が多かったから
令和時代における正社員の求人は、大手企業のリストラなどもあり、かなり激戦が繰り広げられています。
とくに人気のある企業や求人では、応募者が非常に多いのが現状です。
あなたが「これイイな」と思った求人ならば、当然他の求職者にとっても魅力的に映っているでしょう。
ですので、あなたが考える以上のエントリーが集まっていると考えること、対策が立てやすくなります。
面接で落ちる理由3.口癖が出てしまった
「えーと」「えー」などといった口ぐせや、手を口にもっていってしまったり、貧乏ゆすりをしてしまう。
こういった癖は緊張すればするほど出てくる可能性が高いです。
ですので、面接官がそこをチェックして落としてしまう可能性もあります。
とくに同じような経歴やスキルを持った応募者が多い場合、面接では好印象として残る候補者を選びます。主には以下のような点です。
- 立ち居振る舞い(無駄に動かない、落ち着いているなど)
- 身だしなみ(清潔感があり、スーツはキチンと着こなせているか、飾り立てていないか、など)
- 表情(笑顔、アイコンタクトがあるか、など)
当然ですが、悪い印象を強く残してしまうとスキルが他の候補と同じであったとしても落とす対象になります。
面接で落ちる理由4.企業情報を調べていなかったから
履歴書や職務経歴書にはしっかり書いていたのに、面接では企業の文化や理念などを忘れて面接に臨んでいませんか?
そうなると履歴書に書いていた事と若干のずれが生じ、落とされる対象になっていまいます。
求職者は、そこでの企業文化や求める人物像をしっかり理解し、その企業にマッチする自分をアピールすることが大事になってきます。
また当然ながら、ある程度どのような質問が来るかは必ずチェックしておきましょう。
面接で落ちる理由5.最終面接によるジャッジ
面接は1度ではなく何回か行われます。またその際面接の担当者も変わり、部長クラスなどの重役が面談に来る場合もあります。
ですので、仮に1回目の面接で通っても「最終面接」の際、先方の担当者が不採用とした場合、残念ながらそのまま落ちてしまいます。
最終面接は最初の面接とは違い、ビジネスマナー以外のポイントを見極めることが多いです。主には以下の点です。
- 配属される部署で即戦力となれそうか
- 配属されるチームと上手くやっていけそうか
言葉遣いや姿勢、表情などに関してはすでに最初の面接で分かっていますので、最後はより実践的な視点であなたの評価を下す段階になります。
これらを知り、最終面談には別の角度から対策をしてみましょう。
たとえ、あなたのスキルがあったとしても「今回の募集とはマッチしていない」と判断した場合には不採用になります。
こればかりは企業の風土やマッチングの問題なので、あまり落ちこむことはありません。
就活が恋愛だったら……と考えてみる
上記をふまえて、面接の心構えについて考えてみましょう。
話は少し脱線しますが「合コン」や「婚活パーティー」で、素敵な男性がいました。
さて、あなたならどうするでしょう。
当然ながら身だしなみから受け答えまで「バッチリと決めて」相手に臨みますよね。
面接も同じです。相手があなたにふり向いてくれるにはどうしたらいいのかを一生懸命考えた人が、ある意味採用される確率が高くなります。
そう考えると、1度だけではない面接もデートのように緊張感をもって挑めるはず。
意外に多いのが、1度目の面接はしっかり対応できたのに2度目の面接で油断してしまうことです。
これは最初の面接を通過した気のゆるみで緊張感が落ちてしまう事などが原因です。
ですので、婚活のように当日の身だしなみはどうしたらいいか。相手(採用側)はどんな話をしてくるのか。
そういった事を一生懸命考えながら当日までの準備を進めていると、内定をもらえる確率は各段に良くなっていきます。
あなた自身も、自分の適性にフィットしそうかどうか面談のなかでしっかりとジャッジしましょう。
女性の場合、第一印象で長続きするかが判断できる人が多いです。面接の質問項目などもチェックし、自分にあった会社かどうかをしっかり判断していきましょう。
最終面接に進めるのは全体の約1~2割
これは一例ですが、中小企業などでの事務職に30名の応募があったとします。
そのうち、最終面接に進むのは一般的には数名程度。約20%だとすると、4~5名が選ばれる可能性があります。
さらにそのうち1~2名が辞退する場合がありますので、最終面談では、約3~4人程度のなかから選ばれる確率が高いです。
こうなってくると、最初の面接より受かる確率はぐんと高くなります。ですので「最終面接に残りたい」という強い気持ちをもって面接の対策を行っていきます。
それでも「面接で落ちやすい」と感じていて助けが欲しいのでしたら、希望の業種に強い転職エージェントに相談してみるのもいいかもしれません。
なぜ転職エージェントが強い味方となるのでしょうか。それは、彼らが第二新卒を求める企業との強いパイプを持っているからです。
このつながりを上手に利用することで面接に残れる可能性は高くなるでしょう。
おすすめの転職エージェントは以下の二社です。
■ 未経験でも充実な求人数
→【ハタラクティブ】
■ 第二新卒のスピード転職が実現
→『UZUZ(ウズウズ)』
第二新卒に特化した転職エージェントを利用する場合。支援を通じて、より良い転職先を手に入れるチャンスがあります。
もちろん面接をクリアするための対策も丁寧にサポートしてくれるはずです。
まとめ
面接に落ちる理由はさまざまで「あなたが緊張していた」という理由だけではありません。
求人を募集する企業でも「方向の変更」「売り上げの変化による求人の取りやめ」など、目まぐるしく変化しているのが現在の日本です。
市場の競争激化をサーフィンのようにとらえながら、良い波が来た時に乗れるよう、いつでも準備しておきましょう。
とくに企業が気になるような口癖がある場合、友達同士との会話からしっかり直しておくと、本番にも強くなります。
たとえ何度か面接に落ちたとしても、その経験は必ず次の面接に活かすことができます。
ですので、あまりくよくよせずに次を目指しましょう。
どんな経験も学びに変えることで、最終的には自分にぴったりの仕事を見つけることができるでしょう。
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