履歴書も無事通り、いざ面接となると緊張しますよね 。
人事から聞かれる質問も気になりますし「うまく答えられるだろうか」など、考えたらきりがありません。何度やっても面接というものは緊張します。
ご存じかと思いますが、転職の面接は単に自分のスキルや経験を伝える場ではありません。
専門的な知識やスキルも大切ですが、それ以上に重要なのは 面接官とのスムーズな意思疎通 です。
とくに面接官から「あなたはコミュニケーション能力はありますか?」 と尋ねられたら、相手の意図をしっかりと理解し、適切に応答する力が必要です。
そこで、ここでは「コミュニケーション能力はありますか?」と尋ねられた時に、好印象を与えるための答え方をメインに、面接の心構えを解説していきます。
面接の時からコミュニケーションは始まっている
まず重要なのは、面談がスタートした時から「コミュニケーション」は始まっていることを憶えておきましょう。
なぜなら、受け答えをする面談自体がコミュニケーションをためす場所だからです。
それでは、どのような点をまず注意して面接に臨めばいいでしょうか。主には3つの点があげられます。
- 言葉遣いや身だしなみ
- 聞き手としての受け答え
- 身振り手振り、アイコンタクト
言葉遣いや身だしなみ
当然ですが、初対面の場で最も大事なのは第一印象です。言葉遣いや身だしなみが面接官に与える影響がほぼすべてといえるでしょう。
だからといって特別な装いをする必要はありません。
清潔感のある服装や髪型、適切な言葉遣いを心がけるようにします。
また普段から使っている「えーと」「あ、はい」といったような言葉はついうっかり口に出してしまう可能性があります。
できれば自己紹介の練習をして、最初の挨拶は自然に話せるよう訓練しておくといいでしょう。
聞き手としての受け答え
面接では、質問の内容を理解し、適切に反応することが大事です。
ときおり長々と話をしてしまう人がいますが、回答の長さより「いかに質問に対して明確か」が求められます。
また質問の意図が分からない時に「いまのご質問ですが、〇〇〇という意味でしょうか?」などと聞いてみるのも双方向のやり取りとなり、先方に興味や熱意を示すことができます。
身振り手振り、アイコンタクト
人間は言葉だけでなく、身振りや顔の表情も使って表現することができます。
とくにアイコンタクトは重要で面接官と視線を合わせながら話すと誠実な印象を持たれるでしょう。
面談の途中で貧乏ゆすりをしたり、髪をさわってしまう。などといった癖を持っている場合には、日ごろからその癖をやめる練習をします。
とくに、貧乏ゆすりなどは他の場所でも好印象を与えないので、普段から止めるようにしておくことをおすすめします。
面談の回答例
「コミュニケーション能力はありますか?」と質問された回答例ですが、自己アピールをしつつ、具体的なエピソードを交えることが大切です。
とくに第二新卒の場合、前職での経験などを交えて話すと、面接官に対して説得力を持たせることができます。
そうですね。では、ここでは「コミュニケーション能力はありますか?」と質問された場合の、模範的な回答を2~3パターンご紹介します。
回答例1
「はい、コミュニケーション能力には自信があります。大学時代にグループワークを通じて、様々な意見をまとめる力を培いました。
前職では、チーム内での意見交換や、クライアントとのやり取りを通じて、円滑なコミュニケーションを大切にしてきました」
回答例2
「はい、大学時代から飲食でアルバイトをしており、若手から年上の方々までの意見をまとめる力を培いました。
前職ではチームリーダーとしてプロジェクトを予定通りに進めることができた経験があります。」
回答例3
「はい。まずは相手の意見をよく聞いてしっかりと理解し、適切に返答することを心がけています。
今後も、相手の立場や意図を尊重しながら、円滑なコミュニケーションを心がけたいと思います。」
上記はあくまでも参考例ですので、あなたの経験を思い出して回答を考えてみてください。
緊張してうまく言えなくてもOK
「せっかく練習したのに本番は緊張してしまった」というのはあなただけではありません。
もし言葉がつっかえてしまったり、忘れてしまい。パニックになってしまったら笑顔で「すいません」などと断りを入れ、もう一度答えましょう。
面接官はあなたが緊張しているのは十分わかっています。圧迫面接ではない限り、面接では丁寧な受け答えをするだけで大丈夫です。
自信がない!そんな時の学習方法
「どうしてもコミュニケーションスキルに自信が持てない」
そんな時にはスキマ時間を利用して、日ごろから練習してみるのもいいでしょう。
コミュニケーションは得意・不得意がありますが、ある程度の訓練さえつめば誰でも上達できるものです。
最近ではオンラインで手軽にレッスンをうけられるコースも人気が出てきました。苦手意識がある方は、転職活動の合間にレッスンを受けてみる事をおすすめします。
おわりに
面接ではさまざまな質問を受けますが、共通して必要なもの。それが「コミュニケーション」です。
これは入社後もそうですし、あなたが人生を続けるうえでも大切なスキルとなっていきます。
苦手意識がある場合には、逆に転職での面接を利用してコミュニケーションスキルを上げていく。という気持ちを持ってもいいでしょう。
コミュニケーションスキルは、上がれば上がるほどあなたの人生が豊かになりますから、決して無駄にはなりません。
ぜひ要点を押さえて次の面接にいかしてくださいね♪
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