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【地方移住】最近耳にする「農業女子」とは? 地方移住と転職におすすめな理由

最近、「農業女子」という言葉を目にする機会、増えていませんか?

「令和の米騒動」は、自分とはあまり関係はない、と思っていても、コンビニなどではおにぎりが品薄( ̄▽ ̄;)。

それが原因なのか、SNSにアップされるのは、都会の夜景よりも朝露に光る畑。

たっぷりの日差しの下で土に手を差し伸べる“農業女子”たちの写真がふえています。

実は今、日本中で“農”に飛び込む若い女性たちは少しずつ増えています。

農林水産省が2013年に立ち上げた「農業女子プロジェクト」は、今年で10周年を迎え、メンバーは37人から1,070人以上へと大規模に拡大。

これに追い打ちをかけているのが、昨今のAIブームから始まった「オフィスワークへの不安」です。

統計的にも若手の農業参入が活発になり、新規就農者において、30%近くが20〜30代という若者が増えています。

とくに「地方移住」をやってみたい!と考えている方なら「農業女子」へのチャレンジはおすすめです。

そこでいま「農業女子」のメリットは何か?デメリットも通してみていきましょう。

目次

農業女子が「おいしい」仕事である理由

これから転職を考えているあなたにとって、農業ビジネスを検討することは、いくつものメリットがあります。

ここでは地方移住をけんとうすることをふまえ、まずはどんな点が魅力なのかを見ていきましょう。

メリット1.家賃が安く野菜が取れ放題

まず一番のメリットは「家賃が安いこと」。

地方は都会に比べて、地方の家賃は大幅におとく。エリアにもよりますが1DKでも家賃3万円~という住居も少なくありません。

さらに一軒家でもかなり安く、夢見たマイホームが手に入る可能性もあります。

ここで農業を始めれば新鮮な野菜も手に入ります。ですのでスーパーに行って買う手間は少なくなるでしょう。

メリット2.スキルが身につく(一生もの)

「農業女子」になるメリットの2つめは農業を始めることで「育てるスキル」が身につく点。

このスキルは、一生ものの宝物です。

土地を耕し、種をまき、成長を見守る。そんな一連のプロセスを体験することで、植物の成長だけでなく、自分自身の成長を実感できるんです。

もちろん最初は手がかかるし、うまく育ちません。

ですが、その分収穫できた時の達成感はひとしお!自分の手で野菜が育つプロセスは、他の仕事では味わえない喜びです。

メリット3.QOL(クオリティー・オブ・ライフ)が高まる

農業女子のメリットは、何と言っても「クオリティーオブライフ」がグンとアップすること。

自分の手で育てた作物が収穫できる喜びは、日々のストレスを忘れさせてくれます。しかも、澄んだ空気や美しい自然に囲まれることで、心身ともにリフレッシュも

たしかに都会で味わえる娯楽は少ないかもしれません。ですが自然に囲まれた田舎での生活は、都会では味わえない魅力がたくさんあることに気がつくはずです。

メリット4.心身ともに健康になる

実は、農業を始めることで、身体が元気になり、健康面でも嬉しい効果がいっぱいです!

まず、農業は野外での活動がメインですよね。外の新鮮な空気を吸いながらの作業はストレス解消にもなり、心と身体のリフレッシュに最適。

加えて、野外で活動することで太陽の光を浴びることができます。

太陽は私たちの健康にとって本当に大切な存在です。

適度に日光を浴びることはビタミンDの生成を助けて骨を強くしたり、セロトニンを増やして気分を明るくしたり、体内時計を整えて良い睡眠に繋がったりと、良いことずくめです。

反対に「日焼けもするのでは」という心配もたしかにありますよね。UVケアをしかりとして外作業することをおすすめします。

地方での農業女子のデメリットは?

それでは、農業女子をスタートさせるうえでのデメリットは何かを見てきましょう。主にはこのような事があります。

デメリット1.所得が下がる可能性

職種にもよりますが、dodaやマイナビなどの転職サイトが発表しているデータによると、一般事務職の平均年収は300万円台前半から後半となっています。

これに対し、雇用就農者の平均給与は約344万円。一般事務職の平均年収とほぼ同等か、やや低い水準にあると言えます。

ただし農業は生産物によっても金額が異なる仕事です。

  • 独立して自分の農園を経営するのか(自営農業)
  • 農業法人などに雇用されて働くのか(雇用就農)
  • どの作物を育てるのか(米、野菜、果物、畜産など)

上記の内容により、収益が異なることはあらかじめ憶えておきましょう。

デメリット2.体力が必要

まず、お伝えしないといけないのが「労働力が半端なく大変」という点です。

とくに個人経営の場合、昼は畑で土を耕し、夜は収穫した作物の手入れ…という農家さんも多いです。

さらに季節ごとの仕事の変動や天候に左右されるため、臨機応変な稼働状況という点もデメリットではあります。

このように農作業は思った以上に重労働。最初は体が悲鳴を上げる日も…! ということは覚悟しておきましょう。

農業はやりがいも大きいので、自分の体力にみあう仕事なのか。まずは体験してみる事をおすすめします。

デメリット3.車が必須

地方に移住する時の場合、公共交通機関が限られていることが多く、車がないと移動が難しいことがあります。

お友達や家族に会いに行く、ショッピング、ランチには車を使わざるを得ない場面が多いのはたしかです。

電車の本数が少なく、急な用事が入った時には「もう少し近くにいても良かったかな…」なんて思ってしまうこともあるかもしれません。

もし「農業が向いているか」などの不安点がある場合には無料の適職検査などであなたの適性をみてみるのもいいでしょう。

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食料を供給する立場になると有利

考えてみましょう。

食料自給率が低い日本。

もしオフィスワークをしてお金を稼いでも、そもそもの食料が少なくなってしまえば元も子もありません。

そこで、もしあなたが「食べ物を作れるスキル」を身につければ、その力は計り知れません。

ここで筆者の友人のお話を体験談としてご紹介します。

彼女は都内から転職し、地方での中小企業に就職しました。

驚いたのが、社内のほとんどが「家業が農業」ということ。週末は一族で田植えをしたり、桃やブドウを育てているのが一般的でした。

さらに秋は米の収穫をするところがほとんどだったため「令和の米騒動」もいまいちピンと来ていないようでした。

ここで彼女は「地方って有事に強いんだな」という事に気がつき、自分も週末農業に踏み切ることにしたそうです。

農業には、たしかに体力勝負です。ですが成功すれば安定した収益にもつながります。

加えて、農業は一生もののスキルですので定年がないのも魅力。非常に安定した選択肢と言えるでしょう。

まずは「副業・バイトレベル」からやってみる

「農業を始めたいけど、いきなり専業は不安…」と感じるのは当然です。

ですので、まずは副業レベルからスタートしてみましょう。 これまでハードルが高かった農業も、働き方が多様化し、ぐっと身近になっています。

最近では、農家さんと働き手をマッチングする便利なアプリが充実しています。おすすめは以下のアプリです。

アプリ名 主な特徴 利用料 対応エリア
ジモベジワークス ・日締め・日払いニーズや直前案件に強い 非公開(求人主レベル) 全国(特に関東・静岡・愛知)
農How(ノウハウ) ・初心者向けマニュアルが充実 時間あたり300円 愛知・静岡中心の広域
農mers(ノウマーズ) ・完全無料

・求人掲載・登録とも無料

・アプリ内チャットで連絡完結

無料 全国
daywork(デイワーク) ・1日単位専門・応募

・運用とも無料

・求人詳細

・口コミ多数

無料 全国(JAと連携)
アグリウィズ ・人・農機・作物のマッチングサービス 非公開 全国

また働き方によっては、以下のアプリがおすすめです。

  • 気軽に1日だけ働きたいジモベジワークス、daywork、農How

  • スキルや経験を活かせる/見せたい農mers

  • 農機具や販促など多方面で支援したい/受けたいアグリウィズ

このようなアプリからスタートさせて、自分に合った農業スタイルや、向き不向きを確認してみましょう。

すぐに「農業女子」として就業できる転職サイト

もしあなたがすぐ「正社員や契約社員で」農業へ転職するには、未経験者歓迎の求人が見つけやすいサイト、また大手転職サイトを活用するなどがおすすめです。

未経験者はここをチェック
  • 農業体験・見学OKの求人: 実際に農業に触れてみたい方には、農業体験や見学が可能な求人を選ぶと良いでしょう。
  • 研修制度やサポートが充実している求人: 未経験で始める場合、研修制度が整っているか、OJTなど実践的な学びの機会があるかを確認しましょう。
  • 寮付き・住み込みの求人: 移住を伴う転職の場合、住まいに関するサポートがあるかどうかも重要なポイントです。

    ここではいくつかの専門サイトをピックアップしてみました。

    あぐりナビ

    農業・酪農求人サイトとしては求人数が非常に多いです。農業体験OKや見学OKの求人もあり、未経験者でも安心して利用できます。人材紹介サービスも提供しています。

    農家のおしごとナビ

    農業未経験者向けの求人が充実しており、無料のアドバイザー相談や就農イベント、移住に関するセミナーなども開催されています。

    求人掲載だけでなく、人材紹介サービスも行っています。

    農業ジョブ(旧:第一次産業ネット)

    15年以上の運営実績があり、毎年多くのマッチングを生み出している大手サイトです。正社員やアルバイトの求人を中心に、寮付き求人なども掲載されています。

    ファームエージェント: 農業(畜産・耕種)

    畜産専門の求人サイトで、未経験者歓迎の求人も多く扱っています。キャリアアドバイザーによるサポートも期待できます。

      農業への転職を成功させるためのヒント

      どの転職に対しても同じですが、あらかじめ準備しておくことで長く勤める事ができます。

      ここでは下準備に必要なモノをチェックしてみましょう。

      • 情報収集: 複数のサイトに登録し、幅広い求人情報を集めましょう。
      • 自己分析: なぜ農業に転職したいのか、どのような農業に興味があるのか、自分の強みや経験を整理しましょう。
      • スキルアップ: 農業に関する知識やスキルを事前に学ぶことで、転職活動を有利に進められる場合があります。農業大学校や研修制度の活用も検討してみましょう。
      • 実際に農業に触れる: ボランティアや短期バイトなどで実際に農業を体験してみることで、適性を確認したり、具体的なイメージを掴むことができます。
      • 地域を絞って探す: 希望する地域がある場合は、その地域の農業求人サイトや自治体の就農支援情報を確認してみましょう。

      まとめ:若いうちは何度でも失敗できる

      新しい環境へのチャレンジには不安がつきもの。ですが、実はこの若さこそが最大の武器だということを知っておきましょう。

      とくにいまの時代は経済的にも不安定です。自分は長く続ける気持ちがあったとしても、転職を余儀なくされる可能性もあります。

      ここで大切なのは失敗を恐れず、どんどん新しい道を追い求めてみる、ということです。

      まず、若いうちは「経験」を積む絶好のチャンスです。成功も失敗もたくさんの学びを与えてくれる場が待っています。失敗から得た教訓は、将来きっと役に立つ大切な財産になります。

      農業を始めてみようと思った方も、失敗してもいいくらいな気持ちからスタートすることで、長く続ける可能性も秘めていますし、農業を学ぶことは決して無駄になりません。

      自分の可能性を信じて、まずは一歩を踏み出してみてくださいね♪

       

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      この記事を書いた人

      短大卒業後、アパレル業に就職するも二年で退職。その後はウェブ系の勉強をしながら点々と派遣業。並行して複数の転職エージェントに相談。外資系も含めその数は三十社以上。現在は都内の正社員として勤務し兼Webライターとして活動。いままでの経験から役に立ったスキル・転職の情報などを簡潔にまとめ、定期的に発信してきたいと思います。

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