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【仕事が辛い】辞めたい時は「逃げていい」。その理由について

「石の上にも三年」という言葉、よく聞きますよね。

たしかにある一定のスキルを身につけたいなら、三年程度の学びは必要かもしれません。

ですが、あなたがその「石の上」で心身ともに疲弊しているなら、立ち止まって考えてみませんか。

もちろん忍耐力は大切です。しかし、それがあなたの心身を蝕むほどのものであってはなりません。すでにいま転職活動をしている場合、心の中では今の状況が「辛い」と感じているのかもしれません。

嫌な話をしますと、日本の若者の自殺率は、世界的に見ても高い水準にあります。

≫厚生労働省の調査まとめ

若年層の死因の上位に自殺が挙げられることは、なんだかとっても悲しいですよね( ;∀;)

これは「我慢」や「忍耐」という言葉の裏に隠された、深刻な問題に目を向ける必要があるのでしょう。

そこまでではないにせよ、我慢が溜まりがちな日本人は、もう少し生活の豊かさの向上やマインドについて考える必要があるのかもしれませんね。

そこでここでは「あなたが仕事を辞めたくなったら逃げていい理由」についてまとめました。ぜひ心のリフレッシュ方法にお役立てください。

目次

なぜ「いまの仕事を逃げていい」のか?

なぜ、嫌な場所から「逃げる」ことが許されるのでしょうか?

理由はシンプルで「健康や生活のクオリティが落ちてまで我慢する理由は無いから」です。

私たちの人生には、限りがあります。

一度きりの人生、もしあなたが嫌なこと、苦しいことに時間を費やし続けるなら、その貴重な時間はあっという間に過ぎ去ってしまいます。

毎日を重い気持ちで過ごし、週末には寝てばかり……といった日々は、果たして本当に望ましいものでしょうか?

さらに、現代において不況とはいえ世界的に見ても「求人」は数多くあります。

インターネットを開けば、無数の求人が溢れ、あなたのスキルや経験を求める企業がどこかに必ず存在します。

ですから我慢をしてまで一つの場所に留まり続けることは、それほど考えなくてもいいのではないでしょうか。

私の経験談

ここでちょっと自分の経験をお話しします。

新卒で入社した会社で、私は毎日夜10時まで残業していました。

当時はそれが「当たり前」だと思っていましたし、早く仕事を覚えるため、会社に貢献するためには仕方がないと自分に言い聞かせていました。

しかし、知らず知らずのうちに、私の体はキャパシティを超えていました。

「ハイパーストレス」という状況をご存じでしょうか。

「ハイパーストレス」とは、単なるストレスの範囲を超え心身に大きな負荷がかかっている状態を指します。

具体的には、仕事の過剰な責任、人間関係のトラブル、睡眠不足、心身の不調など、様々な出来事が複合的に絡み合い、精神的・肉体的な限界に達する状況です。

当時の私はまさにそれ。

なんとなく気分がふさぎ泣くことが増えました。

心身ともに疲弊しきっている状態。それが原因で私はうつ病の手前と診断され、結果として会社を辞めざるを得なくなりました。

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当時の私は新卒で二年目。「辞めるなんて逃げだ」と考えいたのです。

ですが今振り返ると思います。あれは「逃げ」ではなく「自分の命と心を守るための選択」だったんだなぁと。

それでも傷病手当を使う事になったので「少し遅かったのかな」という気持ちもあります。

この経験から言えるのは、あなたが感じている「しんどさ」は、もしかしたら「心や体が限界を迎えているサインかもしれない」ということです。

ですので、私のような状況に陥らないためにもそのサインを見過ごさないでください。

いったん鬱になってしまうと完治までには時間がかかります。ですのであなたの大切な時間を、無駄にしないでください。

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「頑張らないと」という気持ちが仇になる

「でも、自分にはまだスキルがないから、ここで頑張るしかない」

「早く一人前にならないと、現職以外でも通用しないんじゃないか」

そんな風に考えてしまう気持ち、よく分かります。

たしかに、新しい環境に早く適応するため、スキルを身につけるために、最初は頑張る必要があるかもしれません。

しかし、それが「見合った給与」や「モチベーション」を維持できる状況であればこそ。

どれだけ頑張っても報われなかったり、

正当に評価されなかったり、毎日が嫌々でモチベーションが上がらない状況では人間は精神的にかなり辛い状況に陥ります。

スキルアップどころか、心身の健康を損なってしまう可能性さえあります。

大切なのは、「頑張る目的」と「得られるもの」のバランスです。それが保てないなら、やはり逃げはアリだと思います。

「会社を辞める」ことだけじゃない!多様な選択肢

「逃げる」と聞くと、「会社を辞めること」だけを想像するかもしれません。

今回私は仕事を辞める選択をしましたが、その前であれば、「嫌なことから逃げる方法」は、他にもたくさんあります。

例えば、こんな感じです。

  • 有給休暇を思い切って取得する: 心身のリフレッシュはもちろん、一度会社から離れることで、冷静に現状を見つめ直す時間を得られます。
  • 傷病手当金制度を利用する: もし心身の不調で働くことが難しい場合は、医師の診断書があれば、一定期間給料の一部を受け取りながら療養することができます。これは、あなたが心と体を休めるための正当な権利です。
  • カウンセリングを受ける:今の自分を俯瞰し「より良いアドバイス」をプロに聞きます。現職を辞め転職するかのジャッジがスムーズに行えますし、新しい職場もすぐに紹介してもらえます。
  • 部署異動や配置転換を検討する: 可能であれば、人間関係や業務内容で悩んでいる部署から別の部署へ移ることで、状況が劇的に改善することもあります。
  • 時短勤務やフレックスタイム制度の活用: リモートワーク推奨の環境であれば、移住して田舎や地元から仕事をするなど、働き方を変えることで負担を軽減できる可能性もあります。

これらの選択肢は、「会社を辞める」という大きな決断をする前に試せるおすすめの「逃げ道」です。

一人で抱え込まず、利用できる制度がないか調べてみたり、信頼できる人に相談してみるのも良いでしょう。

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まとめ:自分を追い詰めず、良い加減に生きる

生きがいや目標があれば、多少の嫌なことは前向きに乗り越えられるかもしれません。

ですが、もしあなたが「逃げてばかりで、このままダメになるんじゃないか」と不安を感じているなら、それは誤解です。

嫌なことに真正面から向き合うためには、メンタルケアが欠かせません。

心身が疲弊しきっている状態で無理に向き合おうとすれば、かえって状況を悪化させることになります。

特に日本では、仕事に真面目に向き合うあまり、自分を追い詰めてしまう傾向があります。しかし、

ときには「まあ、そのうち何とかなるかな」と考えるくらいのいい加減さを持つことも大切です。たまには、適当に仕事を切り上げる日があってもいいのではないでしょうか。

あなたの心と体の健康は、何よりも大切です。もちろん、転職活動も新しい自分を見つけるための第一歩。

現職があなたを消耗させているなら、「逃げる」という選択肢はアリだという点をふまえ、前向きな一歩として考えてみてください。

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この記事を書いた人

短大卒業後、アパレル業に就職するも二年で退職。その後はウェブ系の勉強をしながら点々と派遣業。並行して複数の転職エージェントに相談。外資系も含めその数は三十社以上。現在は都内の正社員として勤務し兼Webライターとして活動。いままでの経験から役に立ったスキル・転職の情報などを簡潔にまとめ、定期的に発信してきたいと思います。

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