「仕事を辞めたいけど、次どうしよう……」
そんなとき、ふと頼りにしたくなるのが転職サイトやエージェントです。
インターネットで求人情報を検索すると、数多くの求人が見つかります。その中には「未経験者歓迎」や「学歴不問」といった魅力的なフレーズが目を引くものも多く、つい目がいってしまいますね。
ですが、ヤフー知恵袋などをみると
「転職エージェントにこう言われた」
「転職エージェントは信用できない」
などといったコメントもたくさん見かけるようになりました。
そこで、実際のところ、転職エージェントを使った方がいいのか?デメリットをふくめ、実際に転職エージェントをお勧めしたい人や、メリットなどについて解説していきます。
転職エージェントには大きく二つの種類がある
まず転職エージェントには、大きく分けて総合型と特化型の 2 種類があることを知っておきましょう。主には以下のようなものです
1.総合型転職エージェント
総合型転職エージェントは、専門に特化しておらず、いろいろな業界や職種の求人を扱っています。
- とくに希望する業界や職種や専門性が無い人
- 複数の業界・職種を同時に紹介されたい人
- いまの業界からキャリアチェンジを考えている人
2.特化型の転職エージェント
特化型の転職エージェントは、総合型とは逆に専門業界や分野に特化した求人を紹介しています。幅は狭いですが、特化している分そのジャンルの求人に対して強みを持っています。
- 希望する業界や職種が明確である
- 業界特有の情報や人脈を求めている
- 専門的なアドバイスを受けたい
それぞれの特徴をまずふまえて、転職エージェントについてを理解しておくと、相談の際に有利です。
転職エージェントのデメリットは以下の3つ
転職エージェントを利用することにはいくつかのデメリットがあります。これらを理解することで、利用するかどうかを判断しやすくなるでしょう。
その1 | 手続きが面倒くさい |
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その2 | 先方都合での求人を先に紹介される |
その3 | 担当者によりミスマッチが起こることがある |
デメリット1.手続きが面倒くさい
まず、転職エージェントに登録するスタートから、さまざまなやり取りが発生します。これを少し面倒だと考える人も少なくありません。
具体的には、転職エージェントへの登録手続きからスタートし、最初のヒアリング、そして書類の提出や面談の日程調整などです。
デメリット2.先方都合での求人を先に紹介される
次にデメリットとして考えられるのが、先方の都合で求人を紹介されることが稀にあります。これはエージェントが提携している企業の求人からのオファーがあった場合、企業側を考慮しすぎた場合に起こります。
ただし、転職エージェントが行うのは、求人者側の希望を第一優先にすることです。ですので、もし希望の職種とは異なるポジションが勧められた場合には、ハッキリと断りましょう。
デメリット3.ミスマッチが起こりえる
転職エージェントでのデメリットは、希望業界を提示してもミスマッチが発生することです。
これは担当者が新人だったり、自分の業界について深く理解していない場合おこります。もし希望が叶わない場合にはエージェント会社に伝え担当を変えてもらう事も可能です。
あなたの希望を優先してもらうことが第一ですので、あまりにもミスマッチが続くようでしたら伝えてみましょう。
以上のようなデメリットを踏まえると、転職エージェントの利用は一長一短といえるでしょう。これらをふまえ転職エージェントを使わない方がいい人は、以下のような方になります。
- 自分で検索をし、エントリーしたい人
- 連絡がたくさん来るのが苦手な人
- マイペースで応募したい人
とくに「まだ転職は考えているけれど決めていない」といった場合には、転職サイトなどから、あなたの希望をイメージし理想の条件を決めていくことを優先させましょう。
転職エージェントを使った方がいい場合
転職エージェントのデメリットを知ったうえで、転職エージェントを使った方がいいケースについてお話しします。
特に次のような状況の人には、転職エージェントを使ってみる事をおすすめします。
その1 | 自分の強みを知りたい人 |
---|---|
その2 | 転職のアドバイスを聞きたい人 |
その3 | 理想の条件を伝え、叶う非公開求人を知りたい人 |
転職エージェントおすすめ1.自分の強みを知りたい人
まず、専門家に自分の強みを聞いてみたい場合、転職エージェントへの登録はおすすめです。
自分の強みを客観的に知ることはとても大切です。理由は、転職活動では自分をアピールすることが求められるからです。例えば、プロのキャリアアドバイザーがあなたのスキルや経験を分析し、どのようにアピールすれば良いかサポートしてくれます。
転職エージェントおすすめ2.アドバイスを受けたい人
転職に関する履歴書や面接などは不安がつきもの。アドバイスがあれば不安が和らぎます。
昨今の転職市場は常に変化しているため、最新の情報を持つのは、やはり転職エージェントです。ですので、貴方がい知りたい企業の文化や面接のポイントを教えてくれ、成功率を上げる手助けをしてくれます。
またエージェントがあなたの希望に合った独占求人を提案してくれる場合もあります。自分の強みを知り、非公開求人を教えてくれるのは転職エージェントのメリットといえるでしょう。
転職エージェントおすすめ2.すぐに転職したい人
急な転職でもスピーディーにサポートしてもらえるのが転職エージェントの強みです。理由は、転職エージェントには、雇用先からもさまざまなオファーがあり、非公開な求人情報を豊富に持っているためです。
自分一人で動かそうとしても、転職活動はご存じの通り、なかなかハードです。そこで得られる情報やサポートを受けたいなら、転職エージェントの利用はおすすめです。
そのほかにもメリットがあります。主には以下のようなものです。
- キャリアアドバイザーから企業の情報を教えてもらえる
- 書類添削や面接練習をしてもらえる
- 非公開求人に応募できる
- 面接日調整などのやりとりをしてもらえる
例えば、気になる会社があった場合、その会社の特徴や実際の社員の声などを聞くことができるので、入社前に自分に合っているかどうかを判断しやすくなります。こうした内部情報は、一般にはなかなか得られないものです。
非公開求人に応募できるのも大きな特徴です。一般には公開されない求人があるため、これらのチャンスを逃すことがありません。競争も少なく、狙っている業界や企業に特化した応募が可能になります。
このように、転職エージェントのキャリアアドバイザーを利用することは、ただの求人情報を超えた大きな助けになります。あなたの転職活動をよりスムーズに、そして成功に役立つことも多いです。
あなたにあった転職エージェントを見つけるポイント
それでは実際にどんな転職エージェントを使ってみるといいのでしょうか。おすすめの準備は以下のような点です。
- ネットで口コミや評判を知る
- 何社か転職エージェントに登録をし、反応をみる
- 具体的に「妥協できない」条件を明確にしておく
とくに「複数のエージェントに登録」しておくと、あなたに合ったエージェントが必ず見つかります。
登録は無料ですし、受けたくない求人は受けないでもOK。どんな紹介があり、自分とマッチしているかを確認しながら、より好待遇の求人を狙っていきましょう。
まとめ
求人にも波があり、転職エージェントも求人数が少ない場合にはあまり紹介が無いかもしれません。
その時の不満だけで考えてしまう事は、せっかく登録した転職エージェントを有効活用できません。
あなたが「転職エージェント」を使ってみようとお考えの場合、希望する求人がいつ雇用情勢が動くのかを見極めましょう。そして「待つ」姿勢も大事にしながら、複数の転職エージェントを賢く使っていくことをおすすめします。
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