履歴書も無事通過し、いよいよ面接!
面接官の質問内容にドキドキすることも多くなるかと思いますが、あらかじめ準備をしておくことで、スムースに回答することができます。
そこで、ここでは第二新卒の女性をメインに、転職でよく聞かれる8つの質問と回答例ピックアップしました。
面接の受け答えに合格すればキャリアの転機ともなりますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
面接で「差をつける」には面接官への印象も大切
まず気をつけたいのは、面接官への第一印象です。
たくさんの人と面接をしている人に「どのように好印象を持ってもらえるか」は最初が肝心です。
かといって特別なことをするわけではありません。
清潔な身だしなみや、ヘアスタイルなどがみだれていないかをあらかじめチェックしておきましょう。その他以下のような点をまとめておくのもおすすめです。
基本的な質問の回答を考えておく
自己紹介や転職理由、キャリアプランなどに関しての質問が多いため、あらかじめ回答をいくつか考えておきましょう。
ポジティブな言葉を使う
「リーダー職についてどう思うか」などといった変化球を時として人事は投げてきます。
この際も自分の経験などをふまえポジティブに伝えることがポイント。ネガティブな言葉や過去の職場の批判を避け、成長したいという想いを伝えましょう。
エピソードを交えて話す
あなたという人柄を知ってもらうため面接では具体的なエピソードを交えて答えてみるのもおすすめ。
企業研究をしっかりと行う
面接前には必ずホームページなどをチェックしておき、企業理念やスタッフなどのコメントに目を通しておきましょう。
面接の際には企業の価値観や文化にマッチする点をアピールできるようにしておくと有利です。
女性が面接で聞かれる質問
それでは、女性の転職で多い質問事項はどのようなものがあるのでしょうか。
主な質問は以下のようなものがあります。
- まず自己紹介をしてください
- なぜ転職を考えたのですか?
- 前職で最も印象に残っている仕事は何ですか?
- 結婚しても当社で働けますか?
Q:自己紹介をしてください
これは挨拶ともいえますが、面接はじめにはこう質問されます。
自分の経歴や強みを簡潔に伝えることが求められるため、前職をふくめ、大学時代のことなどもふまえて紹介するのもいいでしょう。
回答例
「はじめまして、〇〇(名前)と申します。
私は短大を卒業後、ダンス部に所属していました。大学卒業後はアパレル業界で販売員として3年間勤務し、お客さまとの会話を通じてコミュニケーション能力や問題解決能力を磨いてきました。
どうぞ宜しくお願いいたします。」
Q:なぜ転職を考えたのですか?
転職の理由について、面接官にポジティブに伝えることが重要になります。
過去の職場での問題点や不満を伝えるのではなく、成長の機会を求める前向きな理由を簡潔に説明していきましょう。
回答例
「前職では、サービス業の中で一定のスキルを身につけることができたと感じています。ですが仕事を進めていく中で、自分の成長を感じられる機会が限られていることに気づきました。
とくに今後はもっと幅広い業務や責任のある仕事を通じて、スキルアップしたいと強く思うようになりました。
御社では積極的に新しい挑戦をしていける環境に魅力を感じており、今回応募させていただきました」
Q:前職で印象に残っている事は何ですか?
今までの経験が新しい職場でどう活かせるのかをふまえつつ、具体的なエピソードを交えて伝えます。
少し難しいですが、自分のスキルや実績がどのように役立つかを具体的に伝えると好感度が上がります。
回答例
「前職で最も印象に残っている仕事は、展示会のリーダーを務めたことです。
特に印象深かったのは、時間がないなかで、展示会を無事成功させたことです。
来場者数が予想を上回り、連日忙しい日々でしたがリーダーシップや問題解決能力、チームワークの大切さを学びました。」
Q:結婚しても当社で働けますか?
未婚の20代後半女性に特有の質問です。なぜなら結婚後に退職をしてしまう人が少なくないのが理由です。
やや答えにくい質問ですが、もし質問された場合結婚や出産についてどう考えているかを、答えられる範囲で語ってみましょう。
回答例
「はい、結婚後も引き続き働く意欲はあります。
家庭の状況によっては柔軟に働き方を調整する必要があるかもしれませんが、その場合も、事前にしっかりと計画を立て、仕事に支障が出ないように調整していくつもりです。」
その他:イレギュラーな質問
面接は個人との対談のため、話の流れでは意外な質問を受ける事があります。
ここではイレギュラーな質問はどのようなものがあるかをピックアップしてみました。
Q:過去の転職歴についてどう考えているか
転職が多いことは履歴書に書いてありますので覆せません。ですがその理由やキャリアパスに対する考えをどう説明するかで面接官の反応も変わります。
ポジティブな回答をするためには前向きな態度を示してみましょう。
回答例
「はい、確かに転職歴がいくつかあります。
転職は、自分のキャリアの方向性を見直すためのもので、次に進むために必要な経験を積むために転職を決断しました。それぞれの職場で貴重な学びがあり、スキルを磨くことができました。」
Q:最近読んだ本は何ですか?
たとえ読書の習慣がなくても自己啓発系や名作を知っていることをPRできると好感度があがります。
とくにベストセラーに関してはあらかじめチェックしておくことをおすすめします。
回答例
「最近はアドラーの『嫌われる勇気』を読みました。
自分自身の考え方や価値観を見つめ直すきっかけになり、事務職としても、周囲と協力しながら冷静に業務をこなしていくことが大切だと感じました。」
Q:失敗経験はありますか?それから何を学びましたか?
過去の経験をどう次の仕事にいかしているかを聞きたいという意図があります。失敗から成長した姿勢をアピールしていきましょう。
回答例
「はい。以前大学のサークルイベントで、参加者数を予想しきれず、必要以上に多くの備品を手配してしまったことがありました。その結果、予算オーバーとなり、最終的には無駄なコストがかかってしまいました。
この経験から、事前の計画とリサーチの重要性を痛感しました。特に、人数や予算を正確に把握し、予想外の事態に備えるための柔軟な対応策を考えることの重要性を学びました。」
Q:「最後に質問は?」と聞かれたら
面接の最後には必ずあなたから質問できる時間が入ります。この時は以下の点に注意して質問をあらかじめ考えておきましょう。
質問の模範は次の3パターンですが、あなたの募集する業種によって違う点もありますのであくまで参考例としてください。
1. 募集のポジションで求めている人物像
この質問は、面接官がどのような人物を求めているかを把握する手助けとなり、今後の自分の役割をより具体的にイメージできるようになります。
2. 所属予定のチームについて聞く
この質問では、じっさいの職場が自分に合うかどうかを知ることができます。
とくにチームや部署の雰囲気、コミュニケーションスタイル、柔軟性などを理解することで、自分の働き方が合致するかどうかを見極めることができます。
3.企業が大切にしている事を聞く
自分の成長意欲と企業のニーズがマッチしているかを確認するのもおすすめです。
質問を通じて、企業がどのようなサポートやキャリアアップの機会を提供しているのかを知ることができ、自分が長期的に活躍できる場かどうかを判断する材料になります。
上記をふまえ、以下のような回答例も参考にしてみてください。
回答例
「御社の事務職において、とくに求められるスキルや特性についてお伺いしたいです。
私は以前接客業でコミュニケーション能力を磨いてきたのですが、経験をどのように事務職に活かすことができるか知りたいのと、もしよろしければアドバイスをいただければと思います。」
年収や福利厚生の質問はNG
「最後に質問は?」と聞かれ、つい年収や福利厚生について聞きたくなるのもわかります。
ですがこれらの質問はNG。あなたが無事採用が決まったら人事を通して聞きましょう。
あくまでも面接の間は「あなたの人柄とやる気」を重視しているため、おすすめできません。
まとめ
面接で聞かれることは業種によりさまざまですが、基本的なベースはほぼ一緒です。
とくに「自己紹介」と「最後の質問」に関しては、よほとタイトなスケジュールではない限り、必ず設けられます。
ですのでしっかり準備し、自分をアピールすることで希望の転職先にたどりつけるでしょう。自分を過信せず、謙虚にそして前向きな姿勢で臨むことが大切です。
転職は新たなスタート。面接を通じて、自分のキャリアを切り開くチャンスであることを再確認し、自信を持って面接にのぞみましょう♪
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