「サービス業は楽しいけど、体力的にキツイ」
「残業が続くし、お休みもなかなかとれない」
サービス業はお客様からも喜ばれ、モチベーションも上がる仕事であることは間違いありません。ですが、このように体力的な事情などで今も昔もサービス業から「事務職」に転職する人は少なくありません。
転職サイトを見ると「事務職 未経験歓迎」といったキーワードを目にすることがあります。たしかに事務職においても「未経験」を募集する企業は多いです。
ですが本当に「何も知らずに入社した」ことで「やっぱり無理だった」といったケースが多いのも事実。
そこで「未経験から転職したい」、「できれば事務職にチャレンジしたい」という人のために、サービス業から「上手に事務職へ転職する」方法についてまとめてみました。
事務職へ就職する一番の近道は「転職の決意」
どの業種もそうですが、一度はいった道から他のジャンルに転職するには、それなりの労力がかかります。
ですので、あなたが「絶対に事務職に就く」と決めてしまう事が最短の道です。なぜなら様々な障害があっても、モチベーションが高い方がくじけずに目的に進みやすいからです。
一見なんてことない目標に見えますが、事務職は人気の職業であるため、一つの募集に何十人ものエントリーがあります。一回や二回の書類審査に落ちただけで諦めてしまっては、ゴールまでたどり着けません。
いまの業種から事務職に行く決意を固めることで、仕事が決まるまでの時間が短縮されることをぜひおぼえておいてください。
事務職へ転職するには「仕事を理解」することも大切
事務職への転職を決めたなら、次にあなたがイメージする「事務職」について考えてみましょう。パソコンで黙々とキーを打っているのか、電話をとっているのか。またはお取引先のお客様が来た場合、お茶などを出すことがあるのか…・…
少し考えただけでも、いろいろなパターンがありますね。
このように事務職には「いろいろなケースがあり、どれも単純ではない」ということをまず理解しておきましょう。
主な事務職の内容一覧
事務職のイメージがついたら、どんな仕事があるのかを知っておくと求人募集の際便利です。未経験でもOKなものは、以下のような事務職があります。
ファイリング | 社内で作成された書類を、カテゴリごとに分類して整理します。 |
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メール配信 | クライアントや顧客へのメールを配信する業務です。またメーリングリストなどの整理を行う業務が発生する場合もあります。 |
電話対応 | クライアントや顧客からの問い合わせに対応します。スケジュールなどを確認し、パソコンに記録するなどの補佐もあります。 |
データ入力 | 企業での商品データなどを、決められたカテゴリ内に入力していく仕事です。主にエクセル使います。数字の間違えなどがないような正確さが求められます。 |
その他、経理やホームページの更新作業 などの業務は多岐にわたりますが、未経験の場合には、まず電話応対やエクセルを更新するなどの作業から慣れてもらうケースが多いことを知っておきましょう。
企業が求める「未経験歓迎」の定義はさまざま
気になる事務職の求人があり、エントリーしたい。
でも文面の通り「未経験歓迎」なのだろうか。いざ応募しようとしても「自分のスキルは役に立つのか」といった点で立ち止まってしまう人もいるかもしれません。
こういう時は思い切って「文面の募集要項」を信じてみましょう。なぜなら、躊躇しているとなかなかエントリーまでたどり着けないからです。
たしかに企業が「どの点」を重視するかはさまざまです。ですが、サービス業での働き方や、あなたの人柄なども十分、重視されることがあります。
その他にも、以下の点などはエントリーの際有利になる場合があります。
- 第二新卒である(20代)
- Excelの基本的な関数ができる
- 電話対応ができる
とくに第二新卒の場合、「未経験でもすぐに覚えてくれるだろう」という期待を持つ企業がほとんどです。ですのでこれらの仕事内容をふまえて転職活動をしてみましょう。
事務職の平均年収は手取りで20万円前後
令和5年における事務職未経験者の平均的な給与は月17万円~20万円前後です。パートやバイトの場合には出勤日数などにより、また変化があります。
これに所得税などが引かれます。ただし残業代などが着く場合には、それも考慮しながらどの程度の給与となるかを考えて求職活動してみましょう。
給与面などでの希望やある程度の目標が経っている場合には「転職エージェント」に相談してみるのもおすすめです。
不安な場合はパソコンスキルを上げておく
いざ採用になる前に不安があるようであれば、「通信講座」などでも無料体験が行えます。一度実践を積んでおくのもおすすめです。パソコンに慣れることもでき、履歴書にも記入ができますので一石二鳥です。
おすすめはExcel・ワードなどを修得できる基本コースです。これは職業訓練校などでも習う事ができますが、時間があればオンラインスクールや「通信講座」を受けてみるのもおすすめです。
事務経験が初心者の場合はまず未経験から経験者としての経験値をあげていく努力をしてみましょう。
おわりに
「未経験から転職したい」、「できれば事務職にチャレンジしたい」場合、必要なのは目標を明確にし「事務職への理解」を深め、何度か落ちても就活をあきらめない事です。
令和に入っても雇用状態は不安定です。とくに事務職は人気があります。
それでも、サービス業からスタートし未経験から事務職を始める人は数多くいます。雇用側も、未経験を雇う場合「やる気がある」求人者を優先的に採用するケースが高いです。
ですので、事務職経験が長い人だけを求めていることはない。という事を知っておきましょう。まずはあなたの自信を高めるにはどうしたらいいかを知り、「転職エージェント」なども活用しながら積極的によい求人をチェックしていきましょう。
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