「たくさんエントリーしているのに面接に行けない」
「面接対策したのに落ちてばっかり。なぜ?」
いざ転職活動を始めてみたものの、思いがけない「苦戦」に戸惑うのはあなただけではありません。
新卒とは違い、中途採用はさまざまなスキルを持つ「中上級者」と比較されることもあります。ですので応募しても面接までいけなかったり、最終面接に落ちてしまった。ということはけっこうあります。
それでは、どうしたら転職活動が成功するのでしょう。じつはちょっとした工夫で面接に通る可能性が高まるヒントがあるのです。
ここでは転職活動でうまくいっていない場合の原因や、どんな点に注意したらよいかをまとめてみました。ぜひ転職活動の参考にしてみてください。
転職活動がうまくいかない人の特徴
まず、なぜあなたが転職活動がうまくいっていないかを考えてみましょう。
ひょっとすると辞めたタイミングは「求人が少ない」状況であるのかもしれません。
求人が少ない時期は主に「2月、8月」と言われます。この時期を外しても求職活動が上手くいかない場合には、以下のような点が無いかを確認してみましょう。
- 気持ちが焦っていないか
- 給与面の理想が高すぎないか
- ターゲットを狭くしすぎていないか
- 適当にエントリーしていないか
詳しく解説していきます。
1.気持ちが焦っていないか
「早く仕事を見つけなくては」と焦っていると、転職に失敗しやすくなります。なぜなら気持ちばかりが焦り、企業側の意図をくみ取れずに転職活動をしている可能性があるからです。
表面にでやすいのが履歴書です。転職を焦っている人は総じて「履歴書を書き直さずエントリーしている」傾向があります。これでは失敗しても、同じことを繰り返してしまいがちです
同じ方法が上手くいかない場合にはどうしたらいいのか、まずは落ち着いて考えてみましょう。企業の違いをよく見ながら、自分のレジュメのPRが不適切ではなかったか、よくチェックすることも大切です。
2.給与面で高望みをしていないか
当たり前ですが「よい条件の求人には募集が多い」です。
ですから、あまりにも背伸びをしすぎてしまうと「何度エントリーしても面接で落ちてしまう」という結果になります。
もしあなたが「給与面をよくしたい」と思ったら、自分のスキルがどの程度なのかをふり返ってみる必要があります。
たとえば「事務仕事に就きたい。でもExcelは初級だ」といった場合、Excelのスキルをどうやって上げるかを考えることで理想の給与面に近づくことがあります。
独学はもちろん「通信講座などでスキルを上げてみる」
3.ターゲットを狭くしすぎていないか
転職活動を行う際、ターゲットを絞ることは非常に重要です。しかし、必要以上に狭く設定することで、チャンスを逃してしまうことがあります。
具体例を挙げると、もしあなたがWebデザイナーを希望していて「バナー広告制作」「IT企業」にのみターゲットを絞るとします。
これだけでも求人はありますが、Webデザインスキルを求める企業は多くあります。あまりに特定の企業や職種に固執すると、選考に進む機会が限られてしまうため、広い視野を持つことが大切です。
あなた自身のスキルを活かせる幅広い選択肢を考慮し、柔軟な視点を持つことは、転職活動がうまくいくポイントのひとつです。
4.適当にエントリーしていないか
早く仕事を見つけたいという気持ちで求人にエントリーすることは極力避けましょう。
なぜなら適当にエントリーしてしまうと「希望以外の業種」に就いてしまい、自分がやりたい仕事を見逃すことになるからです。
自己分析を行わずに応募を繰り返しても、結果はほとんど変わりません。自分が何を求めているのか、どのようなスキルや経験を活かしたいのかを理解していないと、企業側に自分の魅力を伝えることは難しいのです。
企業側も熱意のある雇用者を求めています。適当にエントリーをしていると見ぬかれる可能性は高いので注意しましょう。
転職活動をスムースに行うヒント
それでは、どうしたら「転職活動をスムースに行える」のでしょうか。以下の点に注意してみましょう。
- 企業ごとに履歴書を更新する
- 本当にやりたい仕事は何かを考える
- スキルアップのための勉強を行う
- 平均の法則を使う
1.企業ごとに履歴書を更新する
企業に送る履歴書ですが、企業ごとに履歴書を更新することが非常に重要です。
転職先の企業は、異なる要件を持つことが多いです。そのため、同じ履歴書を使い回すのは避けるべきです。なぜなら採用担当者は短い時間で多くの応募書類を見なければなりません。
ですから企業ごとにカスタマイズされた履歴書は、その内容が明確で分かりやすく、あなたの熱意を示すことにつながります。とくに公式HPにある会社の理念やCEOからのメッセージなどは丁寧に読み、把握しておきましょう。
2.本当にやりたい仕事は何かを考える
次に、本当にやりたい仕事は何かを考えることも大切です。なぜなら本当にやりたい仕事を考えることは、自分の人生を充実させ成果も出やすくなるからです。
例えばペットが好きでペットフード業界の仕事に就いた場合、日々の業務が楽しくなり集中することができます。また趣味がイラストであれば、時間も忘れて取り組めるプロジェクトに出会えるかもしれません。
「自分のやりたいことなんてわからない」と思う人もいるかもしれません。ですが自己分析や興味のある分野を探索することで、答えが見つかることが多いです。まずは自分の趣味をふりかえって何が好きなのかを考えてみましょう。
3.スキルアップのための勉強を行う
スキルアップは重要です。なぜなら求める職種に必要なスキルを身につけることで、自信がつくからです。
たとえすぐに転職を決めていなくても、ふだんから英会話を習っていたり、趣味を持っていたりすることで市場価値を高めることができます。
これはビジネススキル以外でもおすすめです。楽しく趣味からスタートさせていくというのは、長続きさせるためにもいい方法です。
ネット上にはあなたの適性を知るための無料ツールもたくさんありますので、ぜひチェックしてみてください。
4.平均の法則を利用する
「平均の法則」というのをご存じでしょうか。これは「同じ条件で同じことを何度も繰り返せば常に一定の成果が出る」という法則で、主に営業活動などをする場合によく使われます。
つまり応募する求人情報を数多く集め、たとえお祈りメールが多く届いても「負けずにエントリーし続ける」という事です。もちろん、先に述べた1~3も踏まえて進めれば、より成功率は高まります。
有名な例として「ハリーポッター」の生みの親であるJ・K・ローリング氏があります。彼女は作品を何社にも持ち込みましたが、ことごとく断られ、最後の一社にOKをもらって大ベストセラーとなったのは有名な話です。
たしかに何社にも断られるのは辛いことです。ですが平均の法則を知ることで、数をこなすことの苦痛が少し和らぎます。
まとめ、転職活動を成功させるために
転職がうまくいかないと気持ちが不安定になったり、イライラしたり精神的なストレスが溜まっていきがちですね。ですので、疲れた時には適宜休みをとるなどしてリフレッシュすることも大切です。
もしあなたが退職前ならば有休を使ってみる。退職後であれば失業手当を受けたり、職業訓練校に申しこんでみるのもいいでしょう。
転職活動は「タイミング」があります。スルリと決まることもありますが、ほとんどの場合想像よりも長く感じることも否めません。ですので、自分の気持ちと折り合いをつけながら、上手にモチベーション維持を図ってみてください♪
コメント